
はじめに
RightTouchのエンジニアには現在26名のエンジニアが在籍しています(2026年4月現在)。3年前にも同様の内容の記事を公開しましたが、そこからメンバーもプロダクトも増え、大きく変化しています。
そこで、2026年3月に改めてアンケートを実施してRightTouchエンジニア組織の今を調査してみました!
2025年にもアンケートは実施したものの記事として公開していなかったので、今年の結果と比較してこの1年間のRightTouchの開発組織の変化をお伝えしたいと思います!
1. 私たちの属性
まずは、どのようなメンバーが働いているのか、その属性から紐解きます。
年齢は?
30代前半を中心に20代後半から40代以上まで幅広く在籍しています。

エンジニアの種類は?
Product Engineerが圧倒的多数です。単にコードを書く役割を超え、事業課題を解決するエンジニアとしてのカルチャーが浸透しています。また、RightTouchではプロダクトへのLLM組み込みが加速していることで、AI/LLMエンジニアが増えているのも2026年版の特徴です。

得意・普段よく関わる領域は?
2025年の回答と比較すると、フロントエンド・バックエンドのフルスタック化はもはや「前提」となりました。特筆すべきは、LLMアプリケーション開発を挙げるメンバーが過半数(14名)を超えたを超えたことです。インフラ/クラウド・UI/UX・セキュリティ・DevOps/SREに関わるメンバーも加わり、組織としての厚みが増しています。

出身業界は?
Web系スタートアップだけでなく、 SIer、通信事業者、受託開発、非IT業界など多様なバックグラウンドを持つエンジニアが集まっています。

経験社数・入社歴は?
「2社目・3社目」という、エンジニアとして一定のキャリアを積んだ段階でRightTouchにジョインしたメンバーが中心です。入社歴についても「半年以内」の新しいメンバーから、立ち上げ期を支える「3年以上」のメンバーまでバランスよく在籍しており、層の厚い組織へと進化しています。

2. 働き方のリアル
個人のパフォーマンスを最大化するために、多様な働き方を尊重しています。
出社頻度は?
「週1日」と「週4以上」が同数(各8名)という結果に。リモートでの深い集中を好む層と、オフィスでの偶発的な議論を重視する層が共存しています。
全社的にオフラインで生まれるコミュニケーションを大事にする文化があり、オフィスもそのように設計されています。

週のミーティングの平均時間は?
週のミーティング時間は「10時間未満」または「20時間未満」がほとんど。不要な会議を削ぎ落とし、「作る時間」を確保する文化が数字に表れています。

3. AIによる開発現場の変化
この1年で、私たちエンジニアの開発スタイルはかなり様変わりしました。RightTouchにおいても各エンジニアのAI活用状況が大きく変化しました。
AI活用スタイルのBefore / After
アンケートの中で最も顕著な差が出たのは、AIツールの使い方です。1年前は「Copilotを補助的に使う」が主流でした。しかし現在、 「基本はAIに書かせ、人間が手直しに回る」または「完全にAIに任せる」層が約80% に達しています。実際に「半年前までアンチAIだったが、今はAIなしの開発を考えられない」といった声も上がっています。

AIツールとエディタ
よく使うAIツールは?
ChatGPT、Cursorを筆頭に、Gemini、Claude、さらにCodexやnotebookLMなどを目的に合わせ使い分けています。RightTouchでは、有償AIツールの会社負担はもちろん、新しいツールを積極的に試し、成果を最大化する姿勢が全社的に推奨されています。

使っているエディタは?
7割以上がCursorを利用しています。一方で、VimやEmacsにAIエージェントを組み込んで使っている「こだわり派」も健在です。

4. エンジニアのこだわり
開発環境へのこだわりがあれば教えてください!
開発環境へのこだわりからは、エンジニアとしての個性が見えてきます。個々のこだわりを尊重し、最高のパフォーマンスを出せる環境を自ら構築することを推奨しています。
デバイスへのこだわり
・HHKB党です。
・キーボード: Nuphy Air60 v2, マウス: Logicool MX Master 3s
・キーボード配列はUS一択
・湾曲ディスプレイ最高です
・マルチディスプレイがないと仕事にならない
・大きいディスプレイ、好きな空間、いい香りのお茶
・マルチディスプレイでターミナルを複数タブ開きながらできるだけ並列実行しやすく確認しやすい環境を作っている。最近はcmuxで通知を開きやすくしている。
・手首を痛めてからKinesis Keyboardは必須
・keycronの75%キーボードを自宅・出社兼用で使って、タイピング体験の差をなくす
設定とポータビリティの美学
ハードウェアだけでなく、ソフトウェアにもそれぞれのこだわりがあります。
・ターミナルもエディタもテーマは全部ホワイト派
・体験が溶けているのでAIツールはCursorで完結させることが多い。
・作業環境はなるべくデフォルト準拠(ポータビリティ重視)
・ポータビリティ重視。外部ディスプレイや分割キーボードやカスタムショートカットキーはポータビリティが低いからあまり使わなくなってしまいました
5. 現場の生の声
直近半年で一番嬉しかったことは?
仕事の成果からプライベートの充実まで、多岐にわたる喜びが集まりました。
顧客の反応とプロダクト開発
最も多かったのは、自分たちの創り上げたプロダクトが世に出た瞬間や、それに対する顧客の反応でした。
・チームメンバーが開発した機能をクライアントに紹介した際、『まさにこれが欲しかった』と言ってもらえたこと
・クライアントから直接良い評価をもらえたこと
・プロダクトが世に出たとき
・長く取り組んでいたAIアシスタント機能をリリースできたことと、その機能がクライアントから評価してもらえたこと
・各プロダクトの基盤になるKnowledgeが形になってきていること。
・新規立ち上げプロダクトのチューニングで、顧客に「感動した」と言ってもらえた事
AIの進化
また、技術的トレンドの最前線にいるからこその喜びも目立ちました。
・12月を境に急激にcoding agentの性能が上がったこと
・nanobananaを契機に画像生成の実用性が急激に増したこと。使い捨ての資料をたくさん作れるようになった。
・半年前はアンチAIだったけど、今はAIを使った開発の良さ・楽しさがわかってきたこと
新オフィスへの移転と心地よい環境
2026年2月のオフィス移転も、メンバーの士気を高める大きなトピックとなりました。新オフィスについて、空間設計の意図や働き方の変化についてはオフィスの広場の記事でご紹介いただいているのでぜひご覧ください。
・オフィス引っ越して広くてちょっとだけ近くなって、より快適に出社できるようになったこと
・オフィスの引越し!広くて居心地のいい環境になった
・RightTouchのオフィスに行くと、お菓子やドリンクが無料で用意されている。イベントが多く食事が振舞われる機会が多い
豊かなプライベートの報告
第一子の誕生、旅行の思い出といったプライベートの喜びまで。仕事に全力を注ぎつつ、個人の人生も豊かに楽しむ。そんなメンバーの素顔が垣間見えます。
・第一子が生まれたこと
・オーロラが見れたこと
・CIRPAS行けたこと
・息子にPython勉強本(アセットが用意されていてコードを写経してゲームを作る系)を与えたら興味を持ってくれた
・無事引っ越しを終えれたこと、丁寧に掃除したら退去費用が0になったこと
RightTouchにおけるプロダクト開発の面白さと難しさを教えてください!
様々な回答から、「RightTouchでの開発の面白さと難しさは表裏一体である」という共通認識が見えてきました。
複数プロダクトの連携
RightTouchでは複数のプロダクトを提供していることから、それらのプロダクト連携に関する回答が最も多かったです。
・複数プロダクトを含めて、どうやってその課題を問いていくのかを考えれるとこ
・複数のプロダクトが連携していたり、進化の早いAIを前提したプロダクトである点が難しい
・最近は特にプロダクト横断で考える機会が増えてきて、できることの幅の広さがある一方でプロダクト全体のロードマップを引く難易度は上がってきてそう。そこが面白さでもあり難しさでもある。
・全てのプロダクトがクライアントの需要を基にボトムアップで積み上げられているため、それらをつなぎ合わせるためのデータの流れをトップダウンで設計するのがとても難しい。
正解のないAI実装
そして、カスタマーサポートというAIとの親和性の高い領域だからこその葛藤にあります。
・カスタマーサポート領域というAIとの親和性が高い領域であること。親和性の高さはあるものの何をAIで行って、何を人間が行うのか、人間の価値と向き合えるのも難しく面白い。
・AIを活用した機能の開発において、正解がまだ存在しない領域なので、要件設計が難しい。
・プロダクトへの AI の組み込みを最前線でできること
・カスタマーサポート業界はAI DXの一丁目一番地的な存在になってきており、日々変化が大きい。夢がある。
大きな裁量とコトに向かう責任
「やりたい」と手を挙げれば領域を問わず挑戦できる自由さと、その分だけ深く思考し、自ら判断していく責任。これらが表裏一体となって、RightTouchでの開発の面白さを形作っていることが回答からも伝わってきます。
特定の役割に閉じこもることなく、プロダクトの成功という「コト」に向かって全力で動ける環境が、メンバーにとっての大きな原動力になっています。
・本当に裁量が大きく、エンジニアとして関われる範囲が大きい。
・ただ開発するだけでなく、ユーザーの課題をとりにいき、そこに対する最適なアプローチを考え実行し、届けきるところまでやれること
・裁量が大きいのでなんでもできるが、フォーカスを見極めることが難しい
・世の中の困ってる総数に対して、インパクトの大きい打ち手を撃つのが難しい
・本当に色々考えることがあって、認知負荷が高い。特に日々スピードを意識して開発をしている中で、中長期ロードマップを両立させて進めるのが難しい
・裁量が大きく基本的に良いと思ったことは積極的にやることができるので、自分がプロダクトを作っている・改善しているという実感を得やすいと感じてます。自由度が高すぎるゆえの難しさはあるかもしれませんが、それも面白いところだと思います
・成長フェーズのプロダクトであるため、仕様や進め方が完全に固まっていない部分も多く、自分たちで整理しながら前に進めていく点に特徴があります。スピードと品質のバランスを取りつつ判断していく難しさはありますが、その分、開発がプロダクト全体に与える影響も大きいと感じています。
個のスタイルが、プロダクトを強くする
2026年のアンケートを通じて見えてきたのは、RightTouchの 「自由で、個々のスタイルを大切にする」 という自然体な文化です。
私たちは、あえて開発の手法やツールを無理に1つに固定していません。それは、ルールで縛るよりも、それぞれが一番バリューを出せるやり方を各自選ぶほうが、結果的にプロダクトにとってより良い価値を生めると考えているためです。
2025年が「AIを試し始めた年」だとしたら、2026年は「AIと共生し、爆速で価値を届けることが当たり前になる年」です。コードを書くコストがAIによって軽減された今、私たちはこれまで以上に 「プロダクトを通じて顧客にどう価値を届けるか?」 という本質的な問いに向き合っていく必要があります。
採用情報
それぞれの個性を消さず、むしろ強みとして活かしながら、この正解のない挑戦を一緒に楽しめる仲間を募集しています。少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度お話ししましょう!